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潜水艦を探知するために、防衛省の艦船などに搭載される信号処理ソフトウェアの開発を担当しています。センサーを使って信号データをキャッチし、それを処理して目標物を見つけるというシステムなのですが、海の中のことですから、海底・海面の反射の影響などによって非常にノイズの多い信号を処理することになります。もちろん、満足いく結果を出すためには、細かい作業と試行錯誤の連続です。
初期段階では実際の音響データはありませんから、机上で計算をして「こういう結果が出るはずだ」という予測を立てながらソフトウェアを作り始めます。開発が進み、実際に音響データを用いてテストをすると、こちらの期待通りの結果が出ることもあれば、「なんじゃこりゃ?」という結果が出てしまうこともある。問題が出てしまった場合は、その問題点を洗い出し、ひとつひとつ分析して解決していくわけですが、そうやって少しずつ精度を上げていき、最終的にお客様に評価していただいたときには、やはりうれしいですね。
大学4年のとき、はじめてプログラミングに触れる機会がありまして、それが面白かったことがきっかけでソフトウェアの業界に就職することを考え始めました。ただ、その時点では水中音響の業務にかかわることになるとは思ってもみませんでした。そもそも私の専門は制御工学で、数学的な知識の部分で多少の共通点はあるにしても、本質的には今の業務とほとんど関連のない分野の勉強をしていたくらいですから。
専門的に学んだことはなかったけれど、とにかくソフトウェアを作ってみたい。最初は自分の好きな車に関するシステムをやってみたかったのですが、NEC航空宇宙システムの業務内容にあった宇宙、防衛というキーワードに興味をそそられました。どうせ続けていくなら、特殊な分野にチャレンジしてみるのも面白そうだ。この会社でならそれができるかもしれない。そう思ったのが、この会社を選んだきっかけです。プログラミングを専門的に学んだことがなかったのが少々不安でしたが、面接の際に「ウチは初心者も多い」という話を聞いたので、なんとかやっていけるかな、と。ソフトウェア開発という分野、しかも、水中音響という道の世界に飛び込むことになりましたが、分からないことは詳しく教えてもらえる環境であることがすぐに分かりましたので、不安な時期はそう長くは続きませんでしたね。
1年目は先輩からいろいろと教えてもらい、課題を与えてもらいながら業務にかかわっていきます。与えられた課題をこなしても、それが課題で終わってしまうだけだとちょっと寂しいのですが、実際は業務の一部として進められていきますので、やりがいにつながりましたね。課題をこなしていくことで技術を覚え、業務の流れを把握していく。そして、それが実績にも直結していく。教えられながらこなしているこの作業も仕事の一部だという緊張感の中で、さまざまなことを身につけられるわけです。自分はプログラミングの初心者でしたから、このような体制の中で仕事を身につけられたのは、非常にありがたかったですね。
私の経験から言っても、NEC航空宇宙システムは非常に学びやすく、成長しやすい会社であることは間違いありません。先輩も新人をよく見ていてくれますし、問題を抱えていると気づけば、気さくに声をかけてきてくれます。上司、先輩の垣根を越えて、仲良く話ができる人が多いのも特徴だと思います。ただ、自分からアクションを起こす姿勢は大切にするべきだと思います。新しい技術や知識を身につけるにしても、自己主張するにしても、促されるのを待っていては身につくものも身につかないし、成長にもつながりません。NEC航空宇宙システムは、自分が「こうしたい」「こうやったほうがいいと思う」という考えがあり、それを主張するバイタリティがあれば、挑戦させてくれる会社です。その環境を生かすも殺すも、結局は自分次第。まずは自分から積極的に行動することが重要なんです。疑問に思うことがあれば、まずは試してみる気概も必要です。自分で動いて挑戦したことは、必ず身になります。先輩にアドバイスを求めるのは、自分でチャレンジしてからでも遅くないですよね。これからNEC航空宇宙システムに就職しようと考えている人は、その部分を心に留めておいてほしいと思います。
将来的には、プロジェクトをマネジメントする役割を求められるような人間になりたいと思います。ただ、今現在の目標は、技術的にもっともっと成長すること。今かかわっている業務におけるスペシャリストになることを目指しています。今後とも水中音響の分野でがんばっていこうと思っていますし、そのためにはまだまだ高めていかなくてはならないスキル、越えなくてはならないハードルがたくさんあると思っているんです。基本的に負けず嫌いなので、自分自身が自分の納得できるレベルに達しないと満足できないんですよ。
会社のサッカー部でキャプテンをやっています。仕事で疲れていても、サッカーは楽しくできるんです。チームスポーツですから、人とのかかわり方という面で仕事に活かせるヒントも得られているかもしれませんね。まあ、ボールを蹴っているときは仕事のことはまったく考えていませんけど(笑)。